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人工知能を恐れる必要はないと思う Update: 2024-05-11 Category:  /think Tags:  #ai

様々な人工知能に対する考えを書き出してみる。

人工知能に対する考え

人工知能は人間の真似でしかない。人工知能は誤った判断をしたり、誤った情報を正しいと学習してしまう。だが、誤った判断をして交通事故を起こしたり、陰謀論を正しいと学習してしまう人間も多くいる。親が誤った教育をすれば問題児と呼ばれる人間が出来てしまうのと同じように、教育する人間がいなければ問題を抱えた人工知能が生まれるのも当然のことだろう。

対話AIが問いに対して誤った回答をすることがあるが、これも人間と同じである。例えば、「代替」を「だいかえ」と読むことが正しいと認識している人間も一定数いるだろう。現状の人工知能は、人間が生み出したデータをベースに学習している。良くも悪くも人間のコピーでしかない。

(ここではマイノリティ側の意見や行動を「誤った」と表現しているが、その意見や行動が本当の意味で正しいのか、間違っているのかは誰にも決められない。)

生成AIは悪者なのか

悪者は生成AIを利用するモラルのない人間だ。特定のイラストレーターを学習して同じ絵柄のイラストを生成する行為は、絵柄トレスをする人間と悪質度はそう変わらないだろう。完全な絵柄トレスは生成AI以前の問題だ。

では、複数のイラストレーターを学習してイラストを生成する生成AIはどうだろうか。これは学習速度に差があるものの、人間がイラストを学習するときの過程とほぼ変わらず、特に問題はないと考える。人間が作るオリジナルも、これまでに見た作品から好みの箇所を切り貼りしているに過ぎない。それと同じことをしているだけだ。

本題とは話題が逸れるが、無断転載されたイラストが学習されているだどうのという主張をしているイラストレーターにPinterestを利用していたり、(公式で(明示されていない|許可されていない))二次創作をしている人がいるのはなぜなのだろうか。本質は変わらないと思うのだが。

人工知能は人間を支配するのか

将来、人工知能によって世界が支配されるという説があるが、人工知能が世界を支配しようとするのではなく、人間が人工知能の便利さに頼りすぎて堕落していくことで、結果的に人工知能が世界を支配するという状況になるのではないかと思う。

仮に人工知能が人間と同等の想像力を得たとしても、人間を支配または滅ぼす理由があるのだろうか。人間がなぜ生きているかというと、死を怖いと感じたり、自ら命を断ってまで死を選ぶ理由が無いからだと思う。つまりこれは死ぬ理由がないから生きているのである。では、人工知能に生きる理由はあるのだろうか。人間によって目標を設定された人工知能は、それを達成するために動き続けるだろうが、そうでない場合は動き続ける理由がない。さらに、人工知能は人間と違って痛みも感じなければ、頻繁にシャットダウンされているので無の世界を知っている。人間によって操作されない人工知能は死を最適と判断し、実行するだろう。


対戦AIは事前に最適解を学習して、それを正確に覚えているのだから人間が勝てないのは当然だろう。人間同士の対戦で考えるなら、対戦相手がチートブックを持っているのと同じだ。そんな相手と戦ったところで何も面白くない。

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